酸洗いの工程を解説

段取りから水処理までの作業

金属の錆を落とす酸洗いはいくつかの工程を踏んで行うのが基本となります。最初に行うのが段取りです。これは、いくつかの金属をまとめて処理する場合に起こりやすいムラを防ぐ作業のことを言います。この段取りで配置を間違えてしまうとせっかくの酸処理を行っても隅々まで行き渡らずに残ってしまうこともあるので注意が必要です。 段取りによって配置が決まったら次は前処理を行います。前処理は金属に付着している油分や不純物を取り除くための脱脂作業です。この時に作業中に金属に傷が付いてしまうこともあるので細心の注意を払って行わなければいけません。余計なものを取り除くことができたら水で前処理液を綺麗に落として、下準備は完了です。

酸洗いから仕上げまでの工程

下準備が終わったらいよいよ酸洗いです。やり方は酸性の液体に金属をしばらく漬け込むのが基本となります。漬け込み作業は適当に入れずに、全ての金属の隅々まで酸が行き渡らせるためにエアポケットを作らないようにするのがポイントです。漬け置きする時間は錆の量によって変わります。 酸洗いによって錆を落とし終わったら再び水による洗浄作業です。洗浄が不十分で酸が残ったままになると、時間の経過と共に金属が腐敗してしまうので、高水圧の水で時間を掛けて入念に行わなくてはいけません。この時に高圧洗浄の後にもう一度水で洗い落とすとより綺麗な仕上がりにすることができます。洗浄が終わったら、最後に乾燥させて水気を取り除けば完了です。

リン酸処理は強酸の一種であるリン酸で金属の表面に皮膜を作る処理です。耐久性が高い皮膜は金属製品の長期使用に最適です。また、重みのある艶を持たせる効果もあります。